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出口 淳仁
出口 淳仁
出口 淳仁

入社3年目には、自分で開発した
新製品をリリース予定。

2024年入社 理学研究科・理学専攻 修了

2024年入社 理学研究科・理学専攻 修了

2024年入社
理学研究科・理学専攻 修了

半導体製造や表面処理に役立つ製品

入社後は半年間、工場で研修を受けました。製品がどのように量産されているのかを学ぶためです。

秋になって研究部に配属。先輩に付いて、製品開発の手伝いをしました。それから1年経ち、担当製品が決まり、ようやくひとり立ちで製品開発に取り組めるようになりました。

「アートパール」「ハイパール」という根上工業ブランドの製品、その新バージョンです。

アートパールは樹脂や塗料の表面加工に使われ、触り心地の改善などに使われます。ハイパールは半導体製造の工程での薬剤などに用いられます。

通常、製品は液状なのですが、私がやっているのはパウダータイプの開発。粉状にすることで軽量化し、輸送もしやすくなるからです。

開発は①ラボスケール、②パイロットスケール、③量産の順番で進んでいきます。

今はラボスケールでの開発が終了。200ℓ程度のパイロットスケールでの試作段階です。ここで量産へのレシピを整え、3年後には市場への供給を始めたいと考えています。

開発は、ワクワク、ドキドキ

私が所属しているチームは6名。コンパクトな体制です。その中の2人の先輩が、チューターとして私を指導してくれます。1人は2歳年上、もう1人は5歳上。優しい先輩たちで、丁寧に指導してくれますし、同世代なので話しやすく、相談もしやすいですね。

これまでにない新しいモノを作る、という仕事は楽しくて面白い。試作した製品が性能を満たしているか、検査装置にかけて物性評価するのですが、その時は本当にワクワク、ドキドキします。先月もラボで試作実験をしたのですが、その時のテーマは製品粒子を数ミクロン帯で一定の大きさに揃えること。検査機で検証した時のあのドキドキ感! 狙い通り行ったときの達成感、充実感は、何ものにも代えがたいですね。

根上工業との出会い

私の場合、就活のテーマは「地元・石川で働く」「化学系の仕事」というシンプルなものでした。そこで検索して出てきた会社のひとつが、根上工業でした。

公務員をしている父に相談したら根上工業のことを知っていて、「環境ボランティアなど地域活動に熱心に取り組んでいる会社」「待遇もいいらしいぞ」と。それで俄然興味が湧いて、会社訪問に。
社員の方々と実際に接してみて「ここなら長く勤めることができそう」と思ったから。実際に入社して、父の評価も自分の直感も、正解だったと思っています。

   
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