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山口 佳織
山口 佳織
山口 佳織

既存市場から新たな市場向けに用途開発。
開発の可能性は無限大。

2023年入社 工学部 物質・生命化学科 卒業

2023年入社 工学部 物質・生命化学科 卒業)

2023年入社
工学部 物質・生命化学科
卒業

風通しが、いいなあ

――大学ではどんな研究を?

繊維の染色技術について研究していました。水を使わずに二酸化炭素を使って染色する「超臨界流体染色」が研究テーマでした。

――どんな就活をしましたか?

出身地である石川県での就職を希望。繊維業界、化学業界を中心に会社探しを行いました。で、出会ったのが根上工業。

社名も初めて聞く会社でしたが、社員とのオンライン座談会を通じて「風通しのいい会社だなあ」と実感。製品は、繊維をはじめ世の中のいろんなところで使われている。社風の良さと製品のカバー範囲の広さ、その二つから、ここで働いてみたいと思いました。

――実際に入社してどうですか?

ラボで仕事をしているところに、しばしば社長がいらっしゃいます(笑) 「研究、どう?」とか「元気でやってる?」とか。先輩も含めて、みんなの距離がとっても近い。そんな会社です。

歴史ある製品を新しい用途に向けて

――どんな仕事をしていますか?

新製品の研究開発です。今やっているのは、50年前に開発され、昔からの市場に使われてきた製品を新たな市場向けに使えないか、という発想で開発がスタートしました。試作品の作成、お客様での評価、これを繰り返しながら製品化を進めています。

――完成はいつになりますか?

プロジェクトのスタートから量産開始まで3~4年かかる予定です。今はまだ実験室での試作。それが成功すればパイロットプラントでの試作、その後量産プラントへと移行します。

――開発の課題は?

詳しくは言えませんが、工程の中で使用された後、最後は除去される製品。粘度、ガラス転移温度、溶液への溶解性などが求められる機能。中でも溶解性がキーポイント。初めて求められる特性なので、そこで苦労しています。

――製品名は、開発者が名づけられるんですよね?

先輩から「どんな名前つけるの?」と聞かれ迷っていたら、「おれがつけてやろう」と出されたのが、姓の山口(Mountain Mouse)の頭文字と、佳織のKで「MMKでどうだ」と。う~ん、ちょっとそれって・・・(笑)

根上工業の強み、仕事のやりがい

――根上工業の強みはどこにあると思いますか?

化学メーカーではちょっと珍しい懸濁重合をコア技術として製品づくりをしているところ。多品種少量生産に強い会社です。

――どんなところにやりがいが?

研究での開発から、プラントでの量産まで、最後まで責任をもって携われること。モノづくりの好きな人にはたまらないと思います。工場で量産のタンクを見上げ余韻にひたれる日が来ることを夢見て、日々開発に打ち込んでいます。

   
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