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辰田 咲奈
辰田 咲奈
辰田 咲奈

地元で研究職を求めていた数少ない会社。
”合成って面白そう”と直感で入社

2018年入社 自然科学研究科 自然システム学専攻 修了

2018年入社 自然科学研究科 自然システム学専攻 修了

2018年入社
自然科学研究科 自然システム学専攻 修了

専門は物性評価だが、合成の魅力に惹かれた

――どんな就活をしましたか?

大学院では、高分子の物性研究をしていました。地元の企業で、高分子関係の会社、あるいは物性評価の知識を活かせる品質評価などの人材を求めている会社を探していました。

そんなときに出会ったのが、根上工業。「高分子つながり」で、興味を持ったのです。

――就職の決め手は何でしたか?

研究開発職を募集している、地元では数少ない会社のひとつだったこともありますが、就活の途中で社員の方々に会ったところ、なんとな~く「波長合いそうだな~」と。

ええ、直感です(笑)

――希望していた「評価」の仕事じゃないですね

会社の人からいろいろとお話を聞くうち、合成を駆使して新しい製品を開発する仕事も面白そうだな、と興味本位で。こちらも、直感でした(笑)。

ナノオーダーのポリマー微粒子を開発

――今はどんな仕事を?

研究部に所属し、ポリマー微粒子の開発を行っています。

製品の主な用途は、化粧品や塗料など。直径10~0.1ミクロンのサイズの微粒子です。

――開発の向かっている方向性は?

ひとつには、より小さなサイズ、ナノオーダーの微粒子開発に向かっています。

また、いろいろな機能性を付与することも開発テーマ。例えば塗料の場合など、塗る対象(基材)との相性を良くする官能基を加える、といったことも行っています。

他にも、組成を変えることで光の拡散性を制御する微粒子の開発も行っています。光を制御する微粒子は、塗料や化粧品だけでなく液晶の表面など、いろんなところで使われる製品となります。

携わった「セルロース微粒子」新登場

――開発に携わった新製品が新聞発表されたようですね?

マイクロプラスチックが環境問題としてクローズアップされています。その代替品として、セルロース100%からなる「真球状」の微粒子を開発しました。

EUが2026年までに化粧品でのマイクロプラスチック使用を禁止する通達を出したように、環境対応製品へのニーズはますます高まりつつあります。そうした需要に技術の力で応えていければと思います。

   
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