――ちょうど10年前、このコーナーに登場してましたね。
そうでしたね。入社間もない2015年頃で、当時取り組んでいた研究テーマについて話していました。「柔らかく弾力性のある製品開発。電子部品の製造工程などで使われる材料」と言ってました。
――そのテーマは、その後どうなりました?
その後、研究を進める中、ふとしたきっかけで「硬さと屈曲の両性能を発揮する」材料が出来上がったのです。
――今は中間管理職としてマネジメントに携わっていますね
後輩の育成もテーマですね。伝えたいのは「やってみないと分からない」ということ。最初から答えを出さず、自分でどうするかを考え取り組んで欲しい。思ったような結果が出なくても、それは「想定外の結果が出た」わけだから、それは「失敗」ではないんです。どのような結果でも、本人の蓄積になり、成長の糧になると思っています。





