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トップインタビュー

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会社の「らしさ=企業風土」を守る

――2019年11月、第5代の社長に就任しました。どんな経営を目指していますか?

創業時(1972年)の辻社長は『会社が社員の人間らしい生活を守る』『顧客と同じようにサプライヤー、協力会社も大切にする』を基本に経営されました。

2007年に経営を受け継いだ菅野社長は、労働条件や福利厚生など社内環境の整備を進めながら、『顧客の要求に必ず応え、役に立つ』をモットーに、社員120人売上高60億円の企業に、この会社を成長させてきました。

その後を受け継ぐものとして私が考えているのは、これまで根上工業を支えてきた「根上工業らしさ=企業風土」を、何よりも大切にしていきたいということです。企業経営には「変えてもいいこと」と「絶対変えたらダメなこと」がありますが、私が優先したいのは「変えたらダメなこと」。
それが、上に述べた『 』で囲った3つの言葉です。

100人を超える規模の会社に成長してきた今だからこそ、歴代経営者が大切にしてきた企業風土をもう一度みんなで確認し大切に守りながら、未来に向かっていきたいと思っています。

他社が真似できない製品づくりを

――どのような製品づくりを目指していますか?

私たちの製品は、薬と食品以外の業界にはすべて、何らかの形で関与しています。もっとも当社の製品は主役になることは少なく、ほぼ脇役(添加剤)として使われるので、人々の目に触れることはありえません。しかし当社の製品がなければ必要な機能を作ることができない、無くてはならない材料でもあります。

当社は、誰にでもつくれる製品はつくりません。当社が狙うのは、まだ誰もつくったことのない製品づくり。それぞれ異なる顧客のニーズに、ピンポイントでジャストフィットするカスタムな製品づくりです。

新しいことへのチャレンジと、顧客の要望には何としてでも応えていく――そんな製品づくりを目指します。

コミュニケーションがイノベーションを生む

――社員には、どのようなことを求めますか?

「私は●●部だから、▲▲部のことは知らない」――このような発言は絶対にしないように諫めています。他部署の協力なくして仕事は完遂できませんし、なによりも社員同士が部門や役職、上下関係を超えて活発に知恵や意見を交換する中からしか、新しいものは生まれてこないと思うからです。

自在で活発なコミュニケーションがないところに、イノベーションは生まれません。

ひとり一人の顔が見える組織であり続ける

――新工場が建設され、研究棟の計画もあります。今後の規模拡大についての考えは?

製品開発のレベルアップに、必要な設備はこれからも充実させていきます。建設した新工場はまだ余力があるので、稼働率をアップすることで供給力を高めていけると考えています。

会社の規模は、現在の100名程度で将来も行きたいと思っています。なぜならその規模が、社員ひとり一人の顔が分かる限界だからです。根上工業の強みは、部門の垣根を超え、みんなの力を結集し独自の製品を創っていくところにあります。私たちがこれからも、イノベーションを生み出す企業であり続けるためにも、“スモールバットエクセレント(Small but Excellent)”はとても大事なキーワードだと思っています。